From:健太郎

 

よく言われた。

 

「そんなの出来ないから」

「言ってることは分かるけど出来ないって」

 

言われる度に思う。

 

「いや、それは違う」って。

 

9割以上の人は本当にできないのじゃなく、ただ単に、やってないだけ。

そしてやってみても、ちょっとやって飽きてるだけ。

 

やったことを語れるぐらいになって初めて「理解できた」と言えるレベルになるのを知らないだけ。

 

コツは飽きない工夫。

ちょっとした発見が面白いと感じられるかどうか。

ほんの少しづつでも理解が広がっていくことを実感できるかどか。

 

今までメバルを何匹釣ったか考えたら、そりゃーもう数え切れるものではないです。でも飽きずに釣りに行く。

 

餌のサヨリ釣りとか一日に200匹釣ったりしてたのですが飽きない。それは新たな発見があるから。50匹釣った時には見えなかったことが100釣ると見えるんです。例えばラインの磨耗とかフックの先端が甘くなるとか。でも100釣って見えなかったものが200釣ると見えるんです。少々下手な寄せ方や掛け方でも100ぐらい釣れるけど、その倍を釣ろうと思ったらもっとサヨリの習性や意識を把握しないとできないんです。潮の向きと魚との位置関係、群れの斥候の存在。それらを把握し、こちらが操る。

 

だけど1200釣っただけでは見えなかったものがワンシーズン釣ると見えるんです。前日の天気、気温、潮位、頭の中でジグソーパズルのようにピースがはまっていく。2シーズン釣って見えなかったものが3シーズン釣ると見えるんです。

 

もう分かったと思ったのに、奥の深さを思い知らされる。

 

それが面白いんです。

 

メバルだってアオリだってそう。

 

上手くならない人ってちょっと釣って飽きてるんです。

分かったって勘違いをしてるだけ。

 

それはピースが少し繋がっただけの状態。

 

でもそんなもんじゃない。奥の深さはそんな簡単に分かるものじゃなくて。どれだけ時間があっても足りないぐらいだし、それは本当に面白いこと。

 

ちょっと釣って分かったつもりになってたら、そりゃあ上手くなりようがないってもんで。

 

なぜ?どうして?なんでだろ。

 

文章だって絵だってブログだってHPだってスポーツだってそう。

 

例えば、私と「本当に同じだけやったなら」同じだけできます。

 

だけど環境やタイミング、才能の要因ってやっぱあるとは思うんです。

 

でも才能で努力するんじゃないのは確か。

 

努力が才能を伸ばすだけ。

 

あとは自身から逃げないだけ。

できると信じるだけ。

 

それだけでいい。

 

 

そう思う。