From:健太郎

 

山陰メバルで感じるのが、ブルーと金メバの上下関係。

 

個体数の違いが大きいのかもしれないけど、それを考慮した上でもかなりの確率でいい場所にブルーが入っていて、少し条件が悪い場所に金がいるというのが実感。

 

それはなにも磯だけではなくて、真っ直ぐな防波堤でもブルーの後ろに金が付くことが多い。

 

昔はたとえ結果がそうだったとしても気づかなかったのだけど、潮加減とポイントでの上下関係が自分なりにだけど鮮明に見えてきているので、この辺の魚の意識が感じとれる瞬間が釣っていて面白い。

 

この上下関係が見えた瞬間、過去を振り返ってみたら「思い出してみれば確かに」という感じ。

 

だからといって釣果に結びつくかといえば・・・怪しいところ(笑)

 

それと面白いと思うのが人によってのポイントの攻め方。

ポイントが同じならば釣果の差はポイントの認識・攻め方・精度で決まる。

 

例えばある友人の入った後でメバルを探す気にならない。

ホントそんな感じの友人がいる。

じゃあなぜそう思うか。

 

もしかしたらスタイルが似てるからかもしれないけど、それは一投一投にルアーを通す意味を持たせてその場所を把握してるように感じるから。釣れた結果から推測し更にいいであろう場所を探し、釣れなかった結果からその意味を掬い取り、次の一投に繋げる。

 

釣りって実際は釣れている時間より釣れない時間の方が絶対的に多い。その釣れない状況をどう解釈し、どう繋げるかが釣果の分かれ目。

 

非常に説明がしにくいんだけど、その釣り方というは「魚がいることが前提」の釣り方だと思うんです。

 

私自身、エリアのチェック自体は結構早く見切る。けど1匹でも魚からのコンタクトがあったり、状況的においしかったりすると、そこからの粘りは人一倍というか人23倍かも。

 

魚がいることが分かってないと我慢できないぐらい粘って試行錯誤の中から魚をさがすし、結果も付いてくる。

 

そして釣れない状況が続いた中から1匹を出すことで今日の魚が見えることが多い。それはその日に釣れなかった結果の蓄積があるからこそで、だからこそ釣れる意味が分かりやすい。

考えていない状況で1投目で簡単に釣れたなら要因の特定は難しいし、経験値がものを言うし、精度が悪い。

 

だから注意したいのが「簡単に釣れ過ぎると人は考えない」ってところ。

なんせそれ以上考える必要がないから^^

 

例えば「そこまで考えんわ」と言われることが多いのだけど、要は私自身が釣れない経験を多くしていて、それを攻略するために必死に考えて釣ってきたからだと言えるのかもしれない。

 

レオン師匠にしてもにしてもなんだけど、掲示板やブログ等で質問された事に対して答えがすぐ頭の中に出てくる。それを言うか言わないかは別にして。

 

これって別にはじめから知ってたわけじゃなくて、自分で考え、試し、経験し、調べ、自分なりの結論を持っていて、その蓄積があるからできること。

 

「上手いから」じゃなくて考えてやってるから上手くなる。

それにその過程が楽しいと感じてるんだろうなと。

 

もちろん、そこには資質とかも関係してくるだろうけど、それを言ったらオシマイというか。

 

資質で結論出すのは努力を軽視している感じがするというか。

 

同じだけやって資質を言うなら分からないでもないのだけど、半分もやってない状況で資質・才能・時間・仕事という言葉で逃げている人は多いようにも感じる。

 

もちろん、環境は各々だから自分ができる範囲でするのがBest。

 

1ヶ月に1回しか行けない環境なら思いっきり楽しめばいいだろうし、毎日行けるなら突き詰めたくもなる^^

 

でも釣れない要因を釣行回数等に持っていったなら、それはやっぱり逃げていると思っていて。

 

重要なのは量でなく質だろうなと^^

 

まあ、釣りって上手さを競うスポーツではないんだから、他人の釣果に嫉妬する必要もないし、必要以上に羨む必要もない。

 

あえて言うなら楽しんだものが勝ちで。

 

私にとって釣りは人との対峙ではなく魚との対峙であり、釣ることより楽しさを分かち合うものであり、自然から食べ物を頂く1つの方法であり、生き方そのものなのかも。

 

とまあ今日はこの辺で(笑)